DYGLを観てウルウルした話。
どうも。サブカルクソ野郎改め、サブカルクソ〈ナルシスト〉←NEW!野郎こと、むろみです。
皆さんDYGLってバンド知ってますか?〈デイグロー〉って読みます。
4人組です。
日本人です。
海外でも活動しています。
めっちゃかっこいいです←主観
めっちゃ見た目若いです←主観
あの中の誰かに生まれ変わりたいです←知らん
本日2017年5月14日、渋谷WWW Xにて行われたDYGL初のワンマンライブに行ってきました。
それがめっちゃ良かったので、主観だらけの感想をここに書き残しておきます。(※多少ネタバレあり)
そもそもの出会いは、昨年の夏にLIQUIDROOMで行われたThe fin.との対バンに出ているのを観てから。「Let It Sway」という曲のかっこよさに衝撃を受け、みるみるうちにハマって今に至るわけです。
当時は"誰も知らねぇバンド見つけたった!”みたいな気持ちで聴いていたんだけど、あれから1年も経ってないのにもうWWW Xのワンマンがソールドアウトして追加公演が決まるまでに!
みんなセンス良いね!!
俺も含めて!!!!!!!!!!
そしていよいよ幕が開く。
"さてどんなステージを観せてくれるのかな?"と斜に構えて腕を組んでいられたのも最初の数秒だけ。
新作『Say Goodbye to Memory Den』の1曲目を飾る「Come Together」のイントロが始まった時点で、もうかっこよすぎてニヤついていました。「Take It Away」で会場の温度を上げると3曲目でもう「Let It Sway」!
びっくりしたのとかっこいいのとまた生で聴けて嬉しいのとで、もう私の両目はウルウル。誰かの髪の毛が1本でも当たるもんなら、両目ダムが決壊するところでした。
何回聴いてもやっぱり良い曲だし、EP『Don't Know Where It Is』に入っているバージョンとは違ってかっこよさに磨きがかかっているし!もう!ね!最高!
語弊を恐れずに言うとOasis × The Beatles。
今やどっちも現存していないけど、日本にいたよ!!!!!
やったね!!!!(テンションがおかしい)
さて、気を取り直して。
彼らの曲全てに共通しているのは、ロックンロールなのに泣けるところ。
かっこいいのにどこかノスタルジック。そして、広大な荒野に置き去りにしたような寂しさがあるんだよな。
そこから大きな声で叫んでいるような感じがするんだ。
その孤独感がロックンロールと共鳴して、心を揺さぶってくる。
さらに、回り出すミラーボールがノスタルジックさを増幅させるし、本編ラストの「Don't Know Where It Is」は、その迫力あるアンサンブルに痺れまくった。そしてここでもウルウル。叫びのような歌声が心にグサグサ刺さった。
そうして一通りウルウルして気がつくと、やる気でみなぎっている自分がいた。
楽曲から伝わってくる"あっ、俺だけじゃないんだ"という安心感で、心が満たされたのかもしれない。
正直、行く前は5月病をこじらせていて会場に向かう足が重かった。
でも会場出た後は、なんだか足取りも軽やか。このままどこか映画館にでも入ってレイトショーでも観に行こうかと思うくらい。(明日早いから断念したけど)
ふらっと入って食べた牛丼の味も、心なしかいつもより美味しく感じる。
電車の中でカバンを当ててくる無神経おばさんも、今日なら許せる。
DYGLは乾ききった心を潤してくれるバンドなんだ。
心を潤すのにわかりやすくて感動的な歌詞なんかいらない。
全編英語で歌う彼らの音楽がそう教えてくれた。
大事なのは言葉じゃなくて魂。
う〜ん!にくいね!こんなにクサいセリフが似合うクールなバンド他にはいないよ!
演奏時間がアンコール含めても1時間ちょいというのも潔ぎ良くてクール!
短くても満足感はしっかりあるから、大事なのは時間じゃなくて"密度"なんだなということも改めて実感。
オーディエンスも、もみくちゃになるわけでもないし、タオルを振り回してホコリっぽくなることもないし、騒ぎまくって当たり屋みたいなことをするキチ〇イもいないし、とっても快適に観られた。
こういうバンドがもっと大きくなってもらわないと困る。
これから彼らがどんな道を歩んでいくのか、本当に楽しみ。
そういえばフジロックの出演も決まっているじゃないか。一番大きなステージに立つ日も意外とそう遠くないかも。
あなたもチケットが取れなくなるほど大きくなる前に、是非。
DYGL「Let It Sway」Official Video